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(4) OCD(Oceanic Clearance Delivery)
1992年以降ガンダーATSからのOCDをARINCまたはエア・カナダのデータリンク・システムを介して航空機にデリバリーしている。現在毎月5〜6,000通取り扱っており、これまでに200,000通程になっている。現在カナダのOCP 1を使用しているが、近々ARINCSPEC−623に対応するために"ATS Server"に置き換える計画である。
(5) ADSATC Gateway
このADSATC Gatewayは、ARINCSPEC−622に基づくATCアプリケーションの最終処理システムであり次の様な処理機能を持っている。
? CPDLC(RTCAD0,219)
? ADS(RTCAD0,212/ARINC745)
? キャラクター・オリエンテッドの位置通報
? 音声による位置通報をデータとして変換・入力
? AIDC2
? 複数のプラットフォームとの接続及び通信インターフェースを持つ
(CNS/ATM−1Package,andX.25)
ADSATC Gatewayは、1995年8月から極東ロシアのマガダンで運用開始し、UALのフライトで確認され、最近、Rosaeronavigatsiaにより正式運用に供されている。
(6) ATS Serverの開発
1996年第4四半期迄に開発予定で、ATSアプリケーションでデータ・べ一スとして必要なD−ATIS、TWIPS、その他将来必要とされるアプリケーションを含む。
ATSデータベースのゲートウェイ・サーバーとして機能し、複数のインターフェースを持ち、航空会社毎の異なる通報形式にも応え得るものである。
(7)DDTC(Datalink Delivery of Taxi Clearance)
DDTCは、航空会社のランプ(日本ではランプ、グランドコントロール)及びFAAのATCタワーでの意思決定を援助するためのシステムであり、航空機種毎の色・シンボル及びアニメーションで表示される。これは、ゲートと航空機の状況が一つのディスプレイに表示され、状況の変化及びイベントに応じて表示シンボルが明るくなる。これには、

 

1 OCP:Oceanic Clearance Processor
2 AIDC:ATS Interfacility Data Communications

 

 

 

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